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お店に陳列されているほとんどの食品は姿を変えた姿を変えた化学物質で、無添加という表示がされていても裏を見るまでは信じないようにしている。洗剤類は無添加の基準が低いのか、無添加ではなくてもそのように表示されているからややこしい。なるべく添加物のない生活を送るとなると自然と生活自体がシンプルなものになっていくように思う。多少値段が高くても長期的な目でみると無添加の商品を買うほうが安心だ。とは言え、なるべく自炊しようと思えるのは今のような生活スタイルだからで、そう思うと社会のシステムは実に残酷だ。すべてにおいて余裕がなくなるような流れになっている。体の感覚を大切にしたり、考え方を整理したり、天井を見てぼーっと無になったり、心と対話したり、言葉のキャッチボールをすることの重要さが薄れてしまって、気づいたらロボット化した自分がいたなんてことになりかねない。自分で考えることをしなくなると、色々なことに疑問を持たなくなって、気づくと社会の渦に飲み込まれてしまう。決して生きやすい世の中ではないけど、常に心の中の風通しを良くしておきたい。