243

前の投稿が長くなったから新しく書くことにした。これまでの人生が玉ねぎだとしたら、幼少期は皮がほとんどない裸の状態で、そこから社会に溶け込んでいく段階で、そのままの姿を見せることが怖くなって、傷つくことへの恐れから皮を羽織るようになって、歳を重ねるたびにその皮が何層にも重なっていって、その皮の重さによって、裸の自分を見せないことが当たり前になって、鎧のような皮を羽織りながら、その重さに押しつぶされている本来の自分からの叫びが届かなくなるような感じだった。今はないけど、20代の頃は発見されることへの恐怖というか、なんだろう、逃げ続けなきゃいけないような感覚があった。今年は、自分を守ってきた皮を一枚ずつ剥いでいく作業をする期間なんじゃないかと思ってる。守るために重くして隠してきた部分が見えるようになるまで、軽くしていく年。日々自分の中の恐れと向き合うことで、新たな傷を見つけて苦しくなることもあるかもしれないけど、ありのままの自分を出せる環境が整っていることを思うと、今以上にぴったりなタイミングはない。ふとそんなことを考えていたら、恋愛について話したくなってきた。それは次に書くことにする。