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久しぶりに BUMP OF CHICKEN を聴いてるんだけど、藤原さんの声はスーッと入ってくるね。Orbital Period 時代は毎日聴いてた気がする。音楽はエネルギーで、軽いものもあれば、その逆もあると思ってる。BUMP は軽くて、食べ物に例えると、新しい油で揚げた天ぷらみたいな感じ。気分に関係なく聴ける音楽は貴重ね。

振り返ると暗黒時代に聴いていた NIN, Marilyn Manson, A Perfect Circle, Slipknot, Linkin Park, Korn は、内側に溜まっていた怒の感情を吐き出す為の手段で、毎日聴いては、早く人生が終わってくれればいいのにと不満ばかりを口にしていたわ。今同じような音楽を聴くとしたら、親しさがあるからっていう理由くらいかな。あの頃はそれがすべてで、薬みたいなものだったから無理もないわ。ありえないくらい未熟で余裕がなくて、常に反抗していたし、心はいつも荒れ模様で、外の天気はいつも大型台風。何かを責めないと生きれなくて、もがきにもがいて、生まれたこと、両親、環境、すべてから逃げ出したかった。何もできない自分がもっと嫌で、毎日自殺サイトを覗いては、行き場のない感情を書き込んでいた。そこで出会った仲間と話すことで自分を保ってた。最終的には自分を傷けるところまで行ってしまった。今から十数年前の話。今は両親との関係も良好で、一緒に旅行に行ったりする。心の内を話せる友人や先輩方にも恵まれて、憎しみや恨みは時間と共に感謝と喜びに変わった。絶望だと思っていた日々は、今への道筋を作ってくれた。今では時折感じる生きづらさも、跳び箱のようなもの。自分次第で世界は変わる。自分が見たいように世界も変わっていく。